これで解決!リン酸処理に関する基本的なことを知ろう!

これで解決!リン酸処理に関する基本的なことを知ろう!

リン酸処理は化成処理の一つ

化成処理とは、金属などの素材の表面に、科学的な方法を用いることによって、皮膜を形成する処理のことを指します。化学反応を起こし、金属の表面状態を変化させることによって、耐食性を高めることができたり、塗装の際に必要な、密着性を高めることができるようになります。その素材が元々持っているものとは異なる性質を与えるための処理方法と言えます。化成処理をすることができる素材の種類は、いくつもあり、化成処理にもいくつかの方法があります。そのため、素材の使用目的や、サイズなどに合わせて、最も適した化成処理の方法を選ぶ必要がでてきます。化成処理の方法には、リン酸処理がある他、黒染め処理や、クロメートという方法が挙げられます。

リン酸処理にも種類がある

リン酸処理と言っても、その中にはいくつかの種類があります。まずは、リン酸塩処理という方法です。金属の表面にリン酸亜鉛やリン酸鉄を反応させて行う方法で、代表的な処理方法でもあります。また、リン酸?処理という方法があります。リン酸?処理は、鋼鉄製品にしか施すことのできない処理方法です。しかしながら、処理工程が少なく、排水や設備のメンテナンスの手間も他の方法に比べると少ないことから、低コストでできる方法でもあります。そのため、塗装前の処理方法として用いられることが多くなっています。その他に、リン酸亜鉛処理という方法もあります。リン酸亜鉛処理は、リン酸イオンと亜鉛イオンが主成分となっている溶液で、化学反応させることによって行う処理方法です。リン酸塩処理や、リン酸?処理よりも、塗装下地としての耐食性能が優れています。

スチール(鉄)は加工がしやすく強度も高い一方、錆びやすいという性質があります。そこでリン酸処理を施して錆びを防ぎます